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工務店経営ひとくちアドバイス
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第5回
「モデルハウスの活用を考える」

モデルハウスが陳腐化?

工務店を訪れると、「もうこのモデルハウスも3年以上経って、古くなって、あまりインパクトもなくなってきたから、そろそろ建て替えようかと思っているのですが、どんなモデルハウスがいいでしょうかね」という質問をよくされることがある。いったいモデルハウスって何でしょうか。何のために建てているのでしょうか。最新の設備、使用している材料、インテリアデザイン、高気密高断熱などのつくりを実際に眼で見て確認していただこう、という目的のものが大半でしょう。だから、何年も経つと他社にもいいものができて、インパクトがなくなるばかりか、陳腐に見えてくる、そこで、建て替え、ということになることが多いようです。2千万、3千万円かけて、建て替えられることが多いようです。大変な投資です。

 

なんのためのモデルハウス?

私の知っているある工務店では、当初に建てたまま、もう10年以上経っています。いかし、いつも沢山の人が来ている。そこでは、地域の木を使った構造材を現わしたデザインは家づくりの姿勢としては当初から全く同じです。設備やインテリアで競走しようというような気は全くありません。だから、10年経っても建て替えるという考え方はでてきません。

モデルハウスの目的が全く違うのです。

そのモデルハウスは「カタロ」という名前がつけられています。「語ろう」という意味です。地域の人と語る場、地域の人同士の語りの場として活用していただく、というのが目的なのです。

 

家は何十年もその家族の思い出づくり、人づくりの場です。住めば住む程味わいの出る家、いつ見ても、いつ来ても、「この家は気持ちいいなあ。落ち着くなあ」と言ってもらえる、そんなモデルハウス、又、いつも地域の人が集まる場として利用して頂ける、「あのモデルハウスでやるなら行こう」と言っていただけるような、地域の人に愛され、親しまれるモデルハウスをつくったらどうでしょうか。「100インチのスクリーンとシネマ装置を作って、週末の夜はいつも映画会(有料)が行われている所があります。男の料理教室が、様々な生活教室が行われている所がどんどん出て来ています。

モデルハウスに対する固定観念を捨て、もっと多面的に顧客との接点の場として活用されてはいかがでしょう。

これからはますます、ハード、家そのものを見せるというよりも、地域のお客様との接点をどのように作り上げていくかということの方が重要になてくと思います。

今までと違う考え方に立てば、いくらでも活用方法は出てきます。

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