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工務店経営ひとくちアドバイス
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第6回
「社長の宣言、社長の役割」

毎朝6時に現場を廻る社長

毎日朝6時から現在工事をしている現場を全て廻る社長がいます。そして8時に帰って朝礼をします。
社長は手帳を出して、「おい、○○町の○邸の現場、養生がはずれている。あんな養生ではだめだ」という具合に毎朝、朝礼の場でその日に見てきた、気になった現場について指示を与えます。それも毎朝です。だからその会社の朝礼には緊張感があります。
今日の新聞に載っていた話、いつも同じような精神訓話などはしません。
だから、この会社の現場、「現場をきれいにしよう。掃除をちゃんとしよう」などは、言わなくてもいつもきれい。仕事の現場にも緊張感があります。
社長の行動がそうさせているのです。

 

「今年は13時間働く」と宣言した社長

正月に、社員の前で、「今年は酒もタバコもやめる。そして毎日13時間働くぞ」と宣言した社長がいます。
どうも会社がもう一つ活気がない。業績も下降している。このままでは先が思いやられる、と決意した社長の宣言でした。カルロス・ゴーンの「朝7時に会社に出て夜11時に会社を出る」という話も刺激になったようです。
私は時々意地悪く、夜9時ごろに電話をすると、「もちろんがんばってるぞ」と威勢の良い声が返ってきます。
もう2年も前の話です。この会社、今年の春お伺いした時には、以前とはまるで違う会社のようでした。

 

「基盤作りはワシの仕事」と、セミナーをする社長

社員に、「先を見て仕事をしろ」「目先ではなく将来のことを考えて、仕事しないといかん」と言ったかと思うと、「今月の売り上げ、どうなっとるのか!」と檄をとばす社長。この板ばさみに会う社員の気持ちに気づいた社長が、「よし、長期的な基盤作りは、ワシがやる」と、「社長のセミナー教室」を始めました。6ヶ月間、全くひも付きの無い、純粋にこれからの住宅のことを一緒に考えましょう、というもの。無料だと「ただほど高いものはない」と敬遠されるから、1回500円もらうようにしました。
全く初めてなので、最初の1回くらいはいいのですが、後が続きません。これはいけないと思った社長は、自分でテキストを作りました。これも全く初めてなので、四苦八苦したそうです。
この社長の、かわいそうなくらいの一生懸命さを見ていた社員が、一緒に手伝ってくれるようになりました。
この会社、これまでは、何かというと、外部の講師やら、セミナーやらに頼ることが当たり前のようになっていたのですが、それからは、みんな自分で考えて、一生懸命努力するようになりました。

 

いかがでしょう。是非、今の会社の状況を見直してみては。

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