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ベストパートナーはこうして探す 第2回「ゆとり」「ゆたかさ」について考えてみましょう

今回は「ゆとり」「ゆたかさ」について一緒に考えてみたいと思います。
便利で快適なことが必ずしも、「ゆとり」「ゆたかさ」に
つながっているとは思わないからです。

◎ 便利に、グレードアップされた住宅が増えています

住宅は今、この日本に世帯数を700万戸も上回る程建っています。まさに飽和しています。国土交通省の耐震改修政策の影響もあり、これからの住宅づくりは、建替が中心になっていくと言われています。当然今まで住んでいた住宅とは広さも設備もインテリアもグレードアップされた住宅がどんどん建てられていくでしょう。すでに、今建築されている住宅は、ひと昔前とは比べものにならないくらい便利で快適になっています。

しかし、それは「ゆとり」「ゆたかさ」ということに本当につながっているのでしょうか。 今回考えていただきたいのが、「ゆとり」「ゆたかさ」ということについてです。
みなさんは、生活の、住まいの「ゆとり」とか「ゆたかさ」ということについて、どのようにお考えでしょうか。

 

◎ 「高級なもの」イコール「ゆたかさ」でしょうか

こんな話がありました。家を建替えたと同時に、これまで使っていたデコラのテーブルから、天然木目のテーブルが欲しいと、突板のテーブルを買いました。しかし、買った一日目でダメにしてしまいました。これまでの習慣通り熱した「やかん」をそのままテーブルに置いたのです。大きなやかんの跡がテーブルについてしまったのです。これはなにを物語っているのでしょう。これまでのデコラなら何ともなかったことです。価格の高い、高級なものを使用するということは、それなりの使い方をしなければいけないということです。

この場合、テーブルとやかんの間に敷物を置くという行為です。やかんを置く前に敷物を置いて、その上にやかんを置くという、これまでの生活習慣にプラス一つの行為が必要だったのです。高級なものを使うということは、必ずしも便利ではありません。 このような行為を「面倒」と思う人は、高級なものを使用する資格はないのではないか、私はそう思っています。

 

◎ 「ゆたかさ」とは心に、気持ちに「ゆとり」があること

先のようなことと似たことは、私たちの廻りでいっぱいおこっています。

消費者の「いいものは欲しい。しかし、手入れとか面倒なことはしたくない」という気持ちに合わせて、視覚に訴えるだけの「本物らしく」見せた商品が山のように出ています。昔、廊下も柱も、住む人がせっせと磨いて、そこに住まう人達の生活に溶け込んで、その家ならではの「風合い」を持ち、味がありました。本来、家はそんなものではないでしょうか。「面倒なことはしたくない」という気持ちに迎合していった結果が、「シックハウス」を生んだ大きな要因にもなったのではないでしょうか。

「ゆたかさ」とは、面倒なことをいとわない、心に、気持ちに「ゆとり」のある生活のことではないでしょうか。

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