◎住宅の構造は大きく5つに分かれます
ひとくちに住宅といっても、いくつかの種類があります。
戸建住宅からアパート・マンションのような集合住宅、連棟型の長家住宅など建て方の違いによる分類から、持ち家、分譲、給与(社宅)など、利用関係による分類などがあります。
今回は、戸建住宅を中心に、その構造の違いによる住宅の特徴、住宅会社選びのポイントについて考えてみたいと思います。
戸建住宅の構造は、大きく5つに分類されます。
その中で、「木造」は、さらに「木造軸組〔在来〕工法」と「枠組壁工法(2×4工法など)」に分けられます。又「鉄骨造」は、ハウスメーカーの住宅に多い、「鉄骨軸組工法」のことです。「木」の代わりに「鉄」を使った工法です。
さらに最近では、木造軸組と合板パネルを組み合わせたものも出て来ています。「鉄筋コンクリート(RC)造」は、住宅の内部の間仕切り壁等いくつかの壁を除いては、基本的にはコンクリートによる構造によって建てられたものです。住宅の90%以上は、この3つの構造(工法)によって建てられています。
又、「鉄骨鉄筋コンクリート造」というのは、高層建築が中心です。「コンクリートブロック造」も、住宅の場合殆ど採用されていません。平成16年度新築住宅実績で、二つ合わせても、46,000戸ほどです。
以上を図示すると、以下のようになります。
◎ 各工法の特徴
それぞれの工法には特徴があります。
日本では、古来からいわゆる檜、杉などを柱として使った木造軸組工法が一般的でした。開口部が広く取れ、縁側を設けて、庭など外の景色と部屋との一体化を考えた最も日本的な伝統的工法です。日本の戸建新築住宅の約2/3が地場の工務店を中心に、この工法によって建築されています。又、大手住宅会社(ハウスメーカー)の大半は、鉄骨軸組工法です。木の柱や梁の代わりに、いわゆる軽量鉄骨が使用されています。
これに対して、ツーバイフォー工法に代表される「枠組壁工法」というのは、家そのものが壁によって支えられています。この住宅は、気象条件の厳しい北米、北欧で開発された、いわゆる家そのものが人間を外部から隔離するためのシェルターの役割でもあります。その点、日本の木造軸組工法の家とは、家に対する考え方に大きな違いがあると思います。従って、開口部の広さに制約があります。
◎ 外観、内装、設備からは分かりにくい工法選び
各工法の選択については、家に対する考え方、好みだけでなく、後々のリフォームなどの制約等も考えた選択も必要です。出来上がった外からの見栄え、設備だけでなく、是非構造の違いによる検討も考えてみてください。
耐震、シックハウスなどについては、今は、各種法律の整備により、どの工法も大きな違いはないと思います。
どんな住宅会社がどの構造・工法によって住宅を建築しているかも、調べてください。外観とか設備は気に入ったけど、好きな自然の木の柱が見える木の家づくり(木造軸組工法)が得意では無い、していない住宅会社も多く見られます。