今回からは、工務店が行っているさまざまなお客様向けイベント、販促企画への参加について考えてみます。
言うまでもなく、これらのイベント、販促は住宅を新築・リフォームされる方の情報を見つけるために工務店が行う営業活動です。参加する側として、これらにどのように参加し、利用すればいいのか、を考えてみたいと思います。
第1回は、「住宅見学会」についてです。
●「竣工見学会」と「構造見学会」のポイント
工務店の住宅見学会には大きく分けて、2つのタイプがあります。一番多いのは「竣工見学会」です。そして、建築中の「構造見学会」です。おわかりのように、完成した住宅を見せて頂くか、まだ工事中の住宅を見せて頂くかという違いです。それぞれ何を見学すればいいのでしょうか。
・竣工見学会
竣工見学会の場合は、モデルハウスの見学と基本的には同じです。しかし、違うのは、モデルハウスは実際に住むために建てられたものではありません。竣工見学会は、実際にその家に住むお施主様がいる住宅です。(構造見学会も同じです)ですから、この家は、どのようなお客さんが、どのような考え方でこの家を建てられたのか、ということにまず関心を持ってください。その視点で質問したり、見て下さい。そこにどのような工夫がなされているかなどをみてください。そして、その工務店の仕事の内容です。難しいですが、仕事がきれいかどうか、すみずみまできちんと丁寧な仕事がなされているか、などです。
見学させて頂く側として、必ず守らなければならないことがあります。完成した住宅を見学させて頂くのです。注意が必要です。まず、必ず、手袋、スリッパを持参してください。汚したり、傷つけたりしないようにです。(気の付く工務店なら用意していますが)そして、名前、住所を明確にしてください。その家の間取りがすべてわかります。だれが見学会に参加されたかは、非常に重要なことです。
・構造見学会
構造見学会の場合は、骨組みが出来上がった段階というものです。ここでの見学のポイントは、構造材がどのようなものでできているか、耐震対策としてはどのような工夫がなされているか、通気、断熱などの工法はどのような方法をとっているか、などが基本となります。その他、設備の配管方法とか、メンテナンス時の対応方法などを確認してください。
特に構造見学については、一般の人には分かりにくかったり、何を聞いたり、確認したらいいのかわからないことが多いと思います。あらかじめ、少し勉強が必要かもしれません。わからないことがあれば、遠慮せずに聞く事です。
●見学会に見る「よい工務店」
見学会で、見て頂きたいのは、主催工務店の対応の仕方です。見学会という名の見込み客名簿集めでしかない工務店があります。殆ど内容的なものについての説明も無く、聞いても、営業マン中心でよくわからない、こちらの新築、リフォームの予定ばかり聞いてくるような工務店があります。見学会として本当にいろいろよく勉強させて頂いた、参考になったかどうかというのは、その工務店の善し悪しを判断するバロメーターです。