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湿度コントロールの歴史


 1300年以上も前から、木を使って湿度をコントロール。            

夏と冬の温度差、高温多湿や低温乾燥といった時期を快適に過ごすため、日本人は古くから、住まいの用材に「木」を選んできました。木には、まわりの湿度が高いと湿気を吸い、逆に湿度が低く乾いていると水分を放出して湿度を上げるといった調湿作用を持ち、その様子はまるで呼吸しているかのよう。この優れた湿度コントロール特性により、法隆寺などは建立以来1300年以上経った今も、朽ちることなくその姿を立派に留めています。


 近年、住宅事情・暮らしの変化で、機械式が必要に・・・。            

木材や塗り壁を主としていた住まいも、やがてビニールクロスやタイル、コンクリートなど調湿作用のない素材を使ったものへと変化し、さらには気密・断熱性の高い住宅へと移り変わります。また、人々の暮らしに対する意識は、より快適に健康的なものへと向かい、エアコンをはじめ様々な暖房機器が登場。こういった背景から、木材の持つ調湿作用だけでは湿度コントロールが賄い切れず、機械式での加湿や除湿が必要となってきたわけです。

 

 1926年、電気加湿器が米国で誕生。            
冬場は煮炊きをしたり、ストーブにヤカンをかけたりしておくと、室内は自然と加湿するわけですが、それはあくまで二次的なもので、加湿専用の機器としては、1926年米国・ニューヨーク州で誕生しました。
最初の電気加湿器を発案したのが、ニューヨーク州北部に住む「カズマン氏」。1925年、彼の息子が風邪を引いたとき、医者のすすめで湿度を高めるためヤカンを火にかけていたところ、突然ヤカンが爆発。彼は安全な加湿方式の必要性を痛感し、翌年、世界で初めての電気加湿器を発明しました。1927年にはアメリカ医学協会の会議で彼の創った加湿器が紹介され高い評価を得、1972年、「電気式水蒸気発生装置」として日本に特許を申請、1980年に日本国特許を取得したのです。
彼は電気加湿器の発明を機に『米国カズ社』を創立。世界最大の加湿器メーカーにまで成長しました。


 機械式除湿は、1967年、エアコンのドライ機能として登場。            
一方除湿については、1967年に世界で初めてドライ機能搭載エアコンが発売されました。
その後、各エアコンメーカーがドライ機能を搭載し、除湿の快適さ便利さが一般に浸透しました。


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